写真館に行く時に選びたい服装について

写真はその時その時の瞬間を永遠に残してくれます。誕生日、お宮参りに入学式、卒業に成人式、結婚など、人生の節目に晴れの日があり、その日は無事に健康に成長できたことを家族で喜び共有する幸せな瞬間です。こうした幸せの瞬間の記念写真は、家族にとっての宝物になります。永遠に残る宝物の写真だけに、装いや服装には細心の注意を払いたいものです。

誕生したての新生児の記念写真の装い

誕生してから初めての記念撮影に適しているのは、生後10日目といわれています。赤ちゃんもだいぶ外の世界に慣れ、初乳によって体のなかの免疫力も安定しつつあるので撮影するのによいタイミングです。生後10日というと、生まれたてほやほやであり、生まれたままの自然な姿を撮影しても構わないでしょう。裸で本来の人間の姿をリアルに撮影できるのは、後にも先にもこの瞬間しかありません。ありのままの赤ちゃんの姿は神々しく、神秘的でありながらかわいらしい写真を残すことができます。

しかしどうしても何か着せたいのであれば、おくるみで充分でしょう。こだわりたければ、絹でできた白い高級なおくるみで体を包むのもよいでしょう。女の子でしたらシルク素材にレースやピンクの縁取りがあるおくるみや、男の子でしたらブルーやグリーンの刺しゅうやふちどりがされたおくるみで体を包んであげるとよいでしょう。そうすると写真を見た時に、その縁取りの色でピンクなら女の子、ブルーなら男の子だと第三者でも性別がわかりやすくなります。

しかしこうした新生児の写真撮影は、沖縄のフォトスタジオや写真館でも行っていますが、赤ちゃんの感染症のリスク、ママの体力などを考慮して出張サービスを利用し自宅で撮影するのがよいでしょう。プロのカメラマンに依頼すれば、自宅でも光を考慮しよいアングルで素敵な写真を撮影してくれます。

幼児から七歳ごろまでの記念撮影における服装

幼児から七歳ごろまでが沖縄をはじめ全国的に最も撮影機会が多い時期だといえます。パパやママにとっても子どもが日々成長していくのが実感できる時期であり、その成長を喜び一生の思い出として写真に収めたいと、沖縄の写真館では連日予約が殺到しています。

お宮参り、初節句と七五三祝いなどイベントが一番多い時期であり、撮影のタイミングもみな同じになるので写真館の予約が早々にいっぱいになることがあります。できるだけ早めに予約をしておくことも大事です。それを怠ると、せっかくの一生に一度の撮影タイミングをみすみす逃してしまうことになりかねません。

お宮参り、七五三参りは伝統衣装である着物を選択される人も少なくありません。両親や祖父母の着物を受け継ぎ撮影でも活用されたい方は、自宅で着つけてヘアメイクして写真館に赴いても構いません。しかし現代では着物の着付けや帯締めをうまくできるママも少なく、できれば写真館専属のスタッフに任せた方がきれいな写真が残せます。沖縄の写真館やフォトスタジオでは幼児から七歳までの着物を無料で貸し出しているところも少なくありません。また着付け、ヘアメイクもセット料金に含まれているので、安心して借りることができます。

また着物だけではなく、乳児や幼児には着ぐるみなどの面白くてユニークな衣装も無料で貸してくれるところも少なくありません。着物という伝統衣装とは違い、楽しく撮影できるので赤ちゃんや子どもの自然な笑顔も期待でき、シャッターチャンスも多くなります。

卒業や成人式の写真撮影における服装

卒業や成人式の前撮り撮影には、日本の伝統であり第一礼服の袴や振袖がよく選ばれます。とくに振袖は華やかで色彩も鮮やかであり絢爛豪華なので写真映えもよく、二十歳の晴れの日の装いとして最適だといえるでしょう。

祖母や母親の振袖を受け継ぎ、自宅から身に着けて写真館に赴いてもよいでしょうが、天候が雨などで足元が悪かったり、道中が長かったりすると、着崩れや汚れが心配になります。成人式の振袖を写真館に持ち込んで、写真館で着付けやヘアメイクをするのが望ましいです。

手持ちの振袖を写真館に持ち込み撮影する人は、事前に相談して1週間ほど前に宅配便で写真館に振袖一式を送っておきましょう。そうすることで撮影当日は手ぶらで写真館に行くことができます。また下着類のレンタルがあるのかという点も忘れないで事前に確認しておくことが大事です。

撮影と着付け、ヘアメイクはセットになっているプランが少なくありません。自宅から写真館までは、普段着で構いませんが、できるだけ汚れてもよいような着脱が楽な服装で行くことがベストです。着物の着付け前にヘアメイクをすると、化粧の粉などが服に付着する場合もあります。そのため、汚れてもよいような服を選んで着て行くとよいでしょう。また、着脱しやすい前ボタンや前開きファスナーのワンピースやシャツをきていくとスムーズに着替えができるでしょう。

人が誕生するとその成長を祝い喜びを共有します。そして子どもの成長の節目やイベントを写真で残し、一生の宝物にしたいと思うのです。七五三や卒業に成人式といった記念写真撮影にはそれにふさわしい装いがあります。また撮影当日、写真館に向かう時の服装も着脱しやすいものを選ぶなどしてみましょう。